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いじめ対応向上に指導本…千葉県教委

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いじめ対応向上に指導本…千葉県教委

YOMIURI ONLINE5月17日の記事より抜粋

 千葉県教育委員会は、いじめ防止に向け、教員の指導力向上などを支援する指導資料集を作成し、県内の国公私立小中高校と特別支援学校に配布した。

 実際にあったいじめに基づいた指導の成功例や失敗例、「いじめのサイン」を見つけるチェックシートなどを盛り込み、県教委は「教職員には、子供同士のトラブルを早期に発見し、適切かつ迅速に対応する力を付けてほしい」としている。

 2011年、いじめを受けた大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題をきっかけに、国は13年、「いじめ防止対策推進法」を制定した。県も「県いじめ防止対策推進条例」を作った。大津市の例では教員や学校の対応も問題視されたため、県教委は今回、学校や教職員の意識や指導力向上を図るため、「『いじめゼロ』へ!教職員向けいじめ防止指導資料集」を作成、配布した。

 資料集では、いじめの定義・原因等から始まり、早期発見や防止のための意識の持ち方、指導法、相談体制の充実策などを紹介している。過去のいじめへの対応や学校の取り組みのほか、教職員用と家庭用の「いじめのサインチェックシート」を作り、「実際に使いやすい内容にした」(県教委)。ネット上でのいじめが増加傾向にあることから、その現状、対策も含めた。

 また、いじめへの対応事例に失敗例を掲載することで「失敗から学ぶ」内容にしたのが特徴だ。

 中略
 
 県教委では「成功例だけでなく、失敗例も示すことで、教員に指導のあり方を改めて考えてもらいたい」としている。
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 この記事を読んで、いじめ問題の深刻さを改めて実感しました。一昔前と違って、一言でいじめと言っても、力の暴力だけでなく、言葉の暴力やネットを通じてのいじめ問題が深刻化しています。
 力のあるものが力の無いものをいじめ、力の無いものが、更に力のないものをいじめる。更に力のないものがネットを活用し、仕返しをする。
 負のスパイラルなんですよね。どうしたらいじめ問題が終わるのか。解決するためにはどうしたらいいのか。加害者・被害者の双方が納得するような終わり方は何なのか。
 もうこれ以上、犠牲者を出したくない。そんな思いで今日も生徒と真正面から向き合っています。